【現役日本語教師が語る】日本語教師資格を最短で取得する方法

これから日本語教師を目指そうとしている方には、日本語教師になるにはどれくらいの期間が必要なのかと気になっている方も多いと思います。

今回の記事では、現役日本語教師の私が、最短で日本語教師になる方法・資格を取得する方法について解説します

最短どれくらいで日本語教師になれるか?

日本語教師になるためには、様々な方法があります。以下に、日本語教師になるために必要な期間が短い順にご紹介します。

フリーランスになる

最短で日本語教師になるにはフリーランスで日本語教師になることです。資格が無くとも日本語教師になることは可能です。現在ではインターネットを使って誰でも日本語を教えることができます。

インターネットの講師に登録してしまえば、日本語教師として働くことが可能です。

以下にサイトを紹介します。

JapaTalk

スカイプを使ってオンラインで講師になるサイトです。講師になるには、日本語教師の免許は必要ありません。ただし講師になるために面接が必要です。

https://www.japatalk.com/recruit.php

日本語教育能力検定に合格する

次に、検定試験の合格する方法です。日本語教師の求人要件には、日本語教育能力検定資格の所有があります。検定資格を取得すれば、日本語教師になれる資格を得たことになります。

通常合格までに半年以上必要といわれていますが、自身の努力次第で半年以下で合格することは可能です。独学でも合格を狙えますが、通信制や通学制の方がより効率的に合格を目指せるでしょう。

以下に通信制や通学制の学校を紹介します。

通信制

ユーキャン:日本語教師養成講座

ユーキャンの教材は、専門家が日本語教育能力検定試験の試験傾向を分析して作成しています。それゆえ、教材を丁寧に勉強すれば、試験範囲を全て網羅できます。

また、試験やリスニング対策の問題集もありますので、試験を想定した学習も進められます。

https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1450/?il=[kw]0000000000&a8=zOI_HOwuv36bq3k1CX6aS4hPsyye64i4tX641bk_U-Nuv3IbESC.jP8WZSy181ChZ-GPl0IkZOI_2s00000018254001

アルク:NAFL日本語教師養成プログラム

アルクもユーキャンと同様に、使用する教材は日本語教育の専門家が作製しています。

試験内容に質問や疑問がある場合はインターネットの会員専用ページでいつでも質問することができます。また、模擬テストを何度も受けることができ、試験合格へのサポートが手厚いです。

https://ec.alc.co.jp/lp_n/product/nc/index.html?a8=Vhfv-h6e1mAUmf7lTG09PgfThHKWSfzQsmfQ3m0vilCe1mfZyY7QbdpmaYcipi7u3lRdA2fh3hfvss00000000343006

ヒューマンアカデミー:日本語教育能力検定試験【完全合格】講座

ヒューマンアカデミーの通信講座の特徴として、日本語教育能力検定試験の専門家が実施した授業を全てDVDで見ることができます。実際の授業を見ることができるのは学習に大きく役に立ちます。

また、受講期間から3回目の試験挑戦まで何度でも添削指導や質問に対応するサポートがついています。

http://haa.athuman.com/academy/japanese/course/detail/1142t446.asp

通学制

アークアカデミー:日本語教育能力検定試験対策講座

アークアカデミーが提供する講座の特徴としては、webラーニングで基礎固めをした後で、通学形式で学べるというところです。

日本語教育能力検定を熟知している専門家から講義を受けられることは、合格への勉強に最も効果的です。また、質問もメールで対応しており、学習のサポートも手厚いです。

日本語教師養成講座420時間を受ける

資格試験に合格しなくとも日本語教師になることは可能です。文化庁が認めた学校で開講している日本語教師養成講座を修了すれば、日本語教師になる資格を有したことになります。

講座修了までには、半年から9ヶ月必要になります。講座では、日本語教師に必要な知識だけではなく、模擬授業といったより実践的な教育を受けることができます。

費用はかかりますが、確実に日本語教師になりたいという方におすすめします。

以下に、日本語教師養成講座を実施している学校を紹介します。

資格の大原 日本語教師養成講座420時間総合コース

コースには理論編と実践編の2つに分かれています。理論編では、通学またはwebでの勉強方法を選択することができます。自分のスケジュールに合わせた勉強法を選べるのが魅力です。

https://www.o-hara.ac.jp/best/nihongo/course/general420.html

ヒューマンアカデミー 日本語教師養成講座

ヒューマンアカデミーの魅力は、資格取得後の就職サポートが手厚いことです。専任のカウンセラーが履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのアドバイスを行っています。

また、就職先の紹介や企業を招いたセミナーも開催しています。

http://haa.athuman.com/academy/japanese/course/detail/10021615.asp

KEC日本語学院 日本語教師養成講座420時間コース

KECの魅力は、全ての授業は少人数制で行うことです。クラスは12名少人数制なので、実践演習に多くの時間を取ることができます。

また、毎回の授業で全員が模擬授業を行うことができ、講師からフィードバックをもらえます。一人ひとりに合わせた実力の養成に大いに役に立つでしょう。

また、KECでは最大で3年間授業を再履修することが可能です。確実に、日本語教師としての指導力を高めることができます。

https://www.jpns.kec.ne.jp/course420.html

他にも日本語教師養成講座を開講している学校はあります。以下に学校を都道府県別にまとめた資料が掲載されていますのでご参照ください。

参考:文化庁 文化庁国語課への届出を受理された日本語教員養成研修実施機関・団体

http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/kyoin_kenshu/pdf/kyoin_kenshu_list.pdf

完全独学で日本語教師になれるか?

独学で合格することは可能です。私も独学で試験に合格しました。ただし、独学は数ある教科書の中から自分で教科書を選ばなければなりませんので注意してください。

また、分からない箇所があっても人に聞くことができないので、自分で調べなければなりません。それゆえ、通信制や通学に比べて勉強期間は多く必要となるでしょう。

しかし、安心してください!独学におすすめの本をこちらの記事で解説しています。独学で合格を目指す方は是非ご覧ください。

まとめ

以上が日本語教師資格を最短で取得する方法になります。日本語教師になるためには、短期から長期まで様々な方法があります。

ご自身の都合に合わせて、資格の取得を目指してください。