国内の外国人の数が増加していることから、日本語教師の需要は大きく高まっています。
実は日本語教師の資格は民間資格であり、国家資格ではありません。それゆえ資格がなくとも日本語教師になることができるのです。
今回の記事では、現役日本語教師の私が、無資格で日本語教師になる方法について解説します。
無資格でも日本語教師として働けるか?
無資格だと働けない場合について
国内日本語教育機関
国内で就職する場合は、日本語教師養成講座の修了もしくは日本語教育検定試験合格、大学での日本語専攻を要件とします。それゆえ、資格なしで日本語学校等の教育機関で働くことは難しいです。
国外の日本語教育機関
国外でも同様に、日本語教師養成講座の修了もしくは日本語教育検定試験合格、大学での日本語専攻を要件とします。それゆえ、国外でも働くことは難しいです。
資格を必要とするインターネット講師
インターネットでも同様に、日本語教師養成講座の修了もしくは日本語教育検定試験合格、大学での日本語専攻をを要件とするところが多いです。
無資格の人はどうやって仕事を見つければいい?
オンラインの募集サイトをチェックする
現在ではインターネットを使って誰でも日本語を教えることができます。インターネットの講師に登録してしまえば、日本語教師として働くことが可能です。
以下にサイトを紹介します。
JapaTalk
スカイプを使ってオンラインで講師になるサイトです。講師になるには、日本語教師の免許は必要ありません。ただし講師になるために面接が必要です。
https://www.japatalk.com/recruit.php
個人でプライベートレッスンを実施
友人の紹介やフリーペーパー、インターネットなどを使用し、生徒を集めプライベートレッスンを行えば、日本語教師として働くことができます。
ボランティアを探す
国内には日本に居住している外国人をサポートするボランティアやサークルがあります。そちらに参加することで日本語教師として活躍できます。
下記のサイトでは、経験の有無を問わない募集もありますので、参考にご覧ください。
東京日本語ボランティアネットワーク
海外でもボランティアがある
海外でもボランティアを募集しているところはあります。以下のサイトでは18歳以上無資格でボランティアに参加することができます。参考としてご覧ください。
CEC海外ボランティア活動
https://www.cecj.net/programe/japanese.html
まとめ
以上が、資格なしで日本語教師になる方法になります。資格の取得は必須ではありませんが、資格が無ければ日本語教師として勤務できる選択肢が少ないことがお分かりいただけたと思います。
また、教師に必要な知識や実習の経験を積むためにも、資格の勉強や講習の参加は必要です。日本語教師を目指す方は、資格の取得を目指しましょう。