日本語教師を目指している人にとって、日本語教師は1日をどう過ごしているか気になりますよね?
日本語教師の仕事は楽?忙しい?様々なイメージがあると思います。今回の記事では、現役日本語教師の私が、日本語教師の1日の過ごし方と生活リズムを紹介します。
日本語教師の1日
日本語教師の1日は、「授業準備時間」、「授業時間」、「その他業務時間」の3つに分けられます。
授業準備時間
授業内容を検討・作成する時間です。合わせて、必要な教材もこの時間に作成します。学生が日本語力を向上させるには、「読む・書く・聞く・話す」の4つの能力を向上させる必要があります。この4点を意識して授業と教材を作ります。
また、学生の授業理解度を把握するためテストも作成します。
授業時間
授業形式は基本的に座学ですが、グループワークも行います。グループワークでは、学生の日本語を話す力を向上させることを目標としています。学生が日本語を話すことで、外国語を話す不安をなくすことができます。
また、クイズなどのゲーム形式も授業に採用することで、学生が楽しく日本語を学び、積極的に日本語を話すことができる環境を作ります。
その他業務時間
テスト採点
授業で実施したテストの採点も行います。テストの結果によって授業内容の変更やフィードバックを行います。
学生対応
学生からの質問対応や生活相談を受けます。授業内容の質問だけではなく、生活相談まで幅広い悩みに対応します。
事務作業
教材の印刷や他の教師との報告連絡相談を行います。
日本語教師の生活リズム
私の1日のスケジュールを紹介します。私の所属する語学学校は、午後から授業が始まるため授業準備などは午前中に行います。
7:30 起床・朝食
8:00 授業作成
文法クラスの日は、教科書に沿って授業を行いますので準備時間はかかりません。しかし、学生に日本文化を紹介する授業や、学生の会話力を上げるクラスでは、教師が全て教材を作らなければなりません。
また、クラスのレベルごとに教材を作らなければなりませんので授業準備に大きく時間を必要としています。
12:00 昼食・休憩
15:30 出発
16:00 職場到着
16:00 テスト採点、教材作成、事務作業
17:30 授業開始
1回1時間半の授業を2回行います。
21:30 授業終了・質問受付
授業が終われば、学生から授業内容等について質問対応を行います。
22:30 帰宅・食事
23:00 就寝
まとめ
以上が日本語教師の1日になります。授業以外に大きく時間が必要であることがお分かりいただけたでしょうか?私のスケジュールは1日を通して忙しいですが、経験のある先生は授業作りにそれほど時間を必要としません。
日本語教師としての経験を積むことでより効率的に授業を作ることができ、その結果自分の時間を作ることができるようになります。