日本に長期で滞在している外国人の数が増加している昨今、日本語教師を目指したいという方もいると思います。日本語教師として働く際の給料は非常に気になりますよね。
今回の記事では、現役日本語教師の私が、アメリカで働く日本語教師の平均年収についてまとめます。
アメリカ:パート職員160万円・専任職員370万円
現在の求人募集をチェックしたところ、週5日のパートタイム勤務では平均160万円、フルタイムの専任職員は平均370万円でした。
アメリカの平均年収は500万円程ですので、日本語教師の給与は平均以下となっています。
参考:Average Salary Information for US Workers
常勤・非常勤の年収の違いについて
国内外を問わず、非常勤講師は授業のコマ数や時間単位で給与が計算されます。また、常勤に比べて労働時間は少ないため、年収は低くなります。
日本で日本語教師として働く場合の給料:非常勤180万円・専任300万円
日本語教師の現状
国内の日本語学習者の大半は、アジア諸国出身の方々になります。彼らは日本よりも賃金が低いところからきていますので、学費なども彼らが支払える水準に合わせなければなりません。
学校の収入が少なければ、固定費がかかる専任の教員を多く雇用できません。その結果、固定費の低い非常勤講師の数が多くなってしまうのが国内の現状です。
この理由から、専任教員にならない限り待遇面には期待できない問題があります。しかし、専任教師でさえも待遇には期待できません。
収入を上げるには
現在日本語教師の大半がボランティアと、非常勤講師です。まずは非常勤講師として勤務しながら経験を積み、専任教師になることができれば年収は上がります。
まとめ
以上がアメリカの日本語教師の給与になります。アメリカで日本語教師として働く場合の年収は現地の平均賃金よりも低いことが分かりました。
ただし、待遇は求人によって様々です。現地の平均賃金を大きく上回る語学学校もあります。
しかし、給与が高くなれば、その分求められる教師としてのレベルも高くなります。それゆえ、日本語教師として活躍しながら高い給与を貰うためには、専門性を高めることが必要になると考えます。